自動車レースはわかりにくい競技だと思います。たとえばバスケットボールなら、攻める側と守る側かはっきりしていて、勝った、負けたかはっきりしています。しかし、レースは全体がわかってないと充分に楽しめません。その点、BBCは中継が終わってから、「今日はああいうことがありました」という具合に、レースで起こった見逃せないポイントを再度放送で流すところが素晴らしいと思います。それをしないと視聴者にはなかなか伝わりません。
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ドライバーの素晴らしいテクニックが随所に出ていても、どこの何がすごいかは映像を見ていてもなかなか伝わりません。オンボードカメラを見ていても、見ている側からすると、大したことをやっているように見えないかもしれません。しかしながら、時速300?で走りながらハンドルを操作しているわけです。飛行機が離陸する瞬間が300?程度ですから、そのぐらいの速度をF1ドライバーはコントロールしているのです。彼らがハンドルを2〜3度切るということは、素人だったらスピンしてしまうぐらい大変なことをやっているわけですが、映像を見ているだけではなかなかそれが理解できません。そういうドライバーたちのアスリートとしての凄さを実感してもらえるように工夫したら、F1をスポーツとしてみんなが楽しめるだろうし、もっとモータースポーツファンが増えるのではないかと期待しています。それが日本のモータースポーツの層を厚くするのではないかと思います。