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私立と公立の格差

私立と公立の格差は、平成になって益々強くなってきている。しかし、国立大学の付属高校は以前と変わらずその実力を発揮している。私は、入学定員や現役での大学合格者数など、進学の実力を考える時、筑波大付属駒場は、灘・開成に決して負けていないと思う。東京学芸大付属も健闘している。それに比べ、日比谷・新宿・西などかつての名門都立高校は学校群が廃止され多少の復活傾向にはあるが、まだまだ以前のレベルには戻っていない。地方には名門と言われる公立高校があるが、平成19年「読売ウィークリー」4月号の大学進学に関する総合ランキングによれば、1位から10位までは、私立8校、国立大付属が2校で公立は1校も入っていない。公立のベスト5は愛知の岡崎・旭丘、北海道の札幌南、宮城の仙台第二、群馬の県立前橋である。公立高だけでは1位は札幌南であるが、全体順位は13位であった。地方では、北海道では札幌北、札幌西、東北では盛岡第一、八戸、仙台第一、宮城第一、山形東、福島、安積、秋田、関東周辺では水戸第一、土浦第一、宇都宮など地方では旧制中学以来の名門と言われる伝統校がまだ健在である。これらの高校は、東大・国公立大医学部・旧七帝大に50名以上の合格者を出している。

親子のコミュニケーション

親子のコミュニケーションがあり、しつけがきちんとされている子どもは、いつ親が帰ってくるかぐらいは知っているし、電話のあったことを話すものだ。そういう家庭では、家族の会話が活発で、なごやかな親子関係が推測できる。一方、親の帰宅時間を知らない、また自分の親が何をしているかがわからない子どもの家庭には、殺伐としたものを感じる。もちろんしつけもできていないから、学習する習慣がついていないことも多い。たとえ勉強ができたとしてもEQが低いから、社会に出て困ることになるはずだ。きちんと電話に出ることができる子どもは、学校の成績も良いことは明らかだ。逆に、電話の応対がほとんどできない生徒や児童は、学力も低い傾向があると思ってよい。もし学力の向上を願うなら、ちゃんとした電話の応答ができ、いつ親が帰宅するか、そして何をしに出かけたのかを知っているようにすべきであろう。こんなことは、しつけさえすれば小学1年生にもできると言われている。そのような努力もしないで、学習面ばかりに気をとられて塾に入れたとしても、一番困るのは塾の講師であることを忘れないでほしい。やはり、学力低下の一番の原因は家庭環境にあるようだ。

勉強における重要な心得

メタ認知が登場したところで、勉強におけるいくつかのキーポイントに触れておこうと思います。これは推論の幅を広げるうえでも重要ですし、認知心理学をより効率的に利用するためにも大切です。勉強のために、通常まず考えるべきことは、知識を増やすことです。次の段階では、それらの知識を生かして推論をし、発想を広げていくことが想定されます。そのあとに、推論して広がった発想について、しっかりと自己モニターをしてみるわけです。それがメタ認知に類したことであったり、不利な要素を減らすことであったりするのです。以上のことは、自分自身の問題ですが、さらに忘れてはいけないのが、他人の優れた頭脳や勉強の知識を利用することです。すなわち自分に知識が足りないのなら、知識をもっている友人に聞けばいいのです。たとえば、マイナス思考に引きずられて悲観的な見方しかできないと思っているのであれば、プラス思考の他人と意見を交換してみれば、新しい発想や知恵をつかめるかもしれません。このような形で自分の問題点を心得ているのなら、解決は他人に頼っても問題はないのです。