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霊前に進んで焼香すると

弔問客が多い通夜の席は、同じ広さの部屋でも洋室より和室のほうが融通がきいて、多人数の人を収容できますから、和室がよく使われます。和室で焼香をするときは、立ち居ふるまいで苦労しますが、「膝行膝退」といって、つま立った姿勢で移動するのがもっとも美しいものです。これは、腰を浮かせ、ひざ頭で祭壇に進み、そのままの姿勢で下がって自席に戻ります。コツは、かかとを上げ、両手をつきながら、左右のひざを交互に動かして前進、後退します。通夜に遅れたり、途中で帰るときは、世話役にお悔やみのことばを述べる。通夜で焼香をするときは、時間に遅れないように出向きます。僧侶の読経が始まると、まもなく焼香ですから、通夜が始まる5分ぐらい前には式場に着いているようにします。もし、なんらかの事情で遅れてしまった場合は、目立たないように静かに入室します。読経の最中は特に注意し、遺族へのお悔やみもその場では控え、まず着席します。また、途中で退席しなければならない場合は、読経が終わるのを待ち、遺族には目礼程度にして直接ことばはかけずに席を立ちます。そして、出口近くに居合わせた世話役に、手短にお悔やみを述べて帰ります。

4つのあいづちで聞き上手

「聴く」は英語の「listen」にあたる情報を得ようとする行動。聴く姿勢は会話に適切なあいづちをはさむことで伝わり、相手を「もっと話そう」という気にさせる。あいづちは大きく分けて4つ。上手に使い分けて、たくさん情報提供をしてもらおう。・ベーシックあいづちシンプルな一言を添えてうなずき、話を聴いていることを表現する。「ええ」「はい」「そう」「へえ」・促しあいづち簡単な質問や、先が聴きたいことを示すような言葉で、相手の話を促す。「それで?」「それから?」・リピートあいづち相手の会話の語尾やポイントをくりかえし、共感を表す。「楽しい」「おもしろいですね」「たいへんでしたね」・好転あいづち相手の謙遜や、消極的な言葉には同調せず、ポジティブなほめ言葉に変える。「最近太っちゃって」には「スタイルがいいから気になるんですね」。マイナスの言葉の裏には、好転してくれる言葉への期待がある。このチャンスを生かして話を展開させよう。

「訪問」とは、フォーマルな意味合いを持つ

「訪問」とは、たとえ目的がプライベートなものでもフォーマルな意味合いを持つことが多いもの。例えば、就職を世話してくれた恩師の家にあいさつに行くとか、先輩・上司の家へ新年のあいさつ、恋人の家に招かれる、などといった訪問は、一見プライベートに思えますが、実はフォーマルな場合と考えなければ失敗します。訪問先の相手のことはよく知っているから、と簡単に考えると思わぬ恥をかいてしまいますから要注意。あなたの人間性まで疑われかねません。なぜなら、よく知っている相手であっても、家の中にはあなたが知らない家族がいるからです。マナーの第一は、やはり服装ということになります。自分の年齢相応のさっぱりした身なりが基本です。リクルート・ファッションなら間違いありません。